まだ煮詰まっていないが、相続税について書こうと思う。
昨今の、事業承継税制・相続時精算課税等をみて、とみに思うのだが、相続税ってとても矛盾があるんじゃない?っていうことだ。
なんか、つぎはぎのつぎはぎで、もう限界だと思う。
現在の事業承継税制等はとても使えないと思うが、使える制度にすると、課税逃れになる可能性が出てくる。
事業承継税制では、5年間の雇用義務とか、株売却制限とか、先代の完全退任とか、手続の面倒さとか、実行しようとすると難しいのでは?
精算課税は過去にも書いたとおり。→
過去記事
いっそのこと、相続税はなくしちゃってもいいのでは?
相続税の税収も1兆5000億くらい。
【平成18年度租税及び印紙収入予算・決算額】
消費税0.6%分くらいだ。
すでに、所得税で課税済の資産に、また税金をかける、というのも矛盾感がありますね。
このような話をすると、必ず、金持ち優遇・格差拡大の話が出てくる。
まあ、そうなるかもしれない。
でも、日本全体の経済からすると、なくした方がいいと思う。
みんな平等でユートピア社会を、という共産主義的な考え方がうまくいかなかったのは歴史の証明するところ。
金持ちは今まで不遇すぎたと考えてもよいのでは?
また、格差は、あって当然だという考え方に転換すべきだと思う。
たまたま裕福な家庭に生まれたから裕福な人生を送る、ということに対する反発もわかる。
が、それを制限し相続税をかける社会の経済的損失の方が大きいように思う。
まあ、ぼんくら息子は散在して終わるし、有能ならその資産を活用して生産性の高い事業を行うだろうし、どちらでもよい。
何もせず、相続財産を守るということは、たぶん難しい。
日本の相続財産の多くは土地だから、何もしなくても固定資産税がかかる。
維持管理費用もかかる。
運用しなければならない。
アパート建てる?借金する?失敗したらパーですよ。
なら、土地を売りますか?
売っても所得税がかかりますよ。
まあ8割は残りますが。
残った現金見て、使う誘惑に耐えられる人はどれだけいるでしょうね。
散在して終わり、の人が多いと思いますよ。
人間社会はうまくできていて、盛者必衰なんですね。
相続税をなくせば、税務署の人件費も削減できるし、相続税の矛盾をついた保険商品もなくなるし、税理士に申告を頼まなくてもいいし、あれやこれやと悩む時間をなくせるし、無駄なアパート建てなくてもいいし、真によいと思う投資ができるし、このようなことにかけていた時間をもっと生産性の高い分野に向けられるし、たぶんよいことだらけ。
消費税0.5%と引き替えに、相続税をなくしてもいいかな。
と思ったが、やはり、税体系・予算組等一貫した論理で考えるべきだろう。
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